日曜日、雲ひとつない晴天。
午前中洗濯やら何やら家の仕事で追われて、
「もったいない!」
早めにお昼をすませて、「海いこう!」
犬たちも喜んで車に乗り込む。
根本海岸、ここは砂が白くて砂漠のように広い砂浜が好き。
パラグライダーが次から次へと舞い降りてきている。
犬たちは砂浜を駆け回る。
娘は海に来るといつもそう、
棒を拾ってまるで自分の庭のように誇らしげ。
「ママ〜!こっちおいでよー!」と
小高い所に登るのが好きで、いつも遠くからこう叫んでいる。
私は海辺にいたいんだってば。
パグのクリークはこれまたマイペース。
この日はハコフグやハリセンボンがたくさん打ち上げられていた。
娘はとにかく動き回ってひとつところには全然いない。
私と犬たちは波打ち際でうとうととまどろんでいた。
なんだか犬たちの様子がおかしい・・・
足をいためたの?
見ると肉球のあいだに黒い固まり・・・
貝殻の細かいものがたくさんくっついてて・・・
「うわ!コールタールだ!」
私の靴にも、娘の靴も・・・大変だ〜!
ここから一気に気分が滅入った・・・「どうやって落とそう・・・」
車のシートもコールタールで汚れた。
犬たちの足をガスレンジ用の強い洗剤で何度も何度も洗った。
・・・湾岸戦争の重油まみれの水鳥の映像が目に浮かぶ・・・
海に行くと度々この目に遭う・・・
ホント、腹が立つし悲しい。
いい所なんだけどなぁ。